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山口大学共同獣医学部

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共同獣医学部 「動物感染症総合実習A」を実施しました

 令和4年9月11日から16日にかけて、本学のiCOVER(獣医学国際教育研究センター)を中心に、動物感染症総合実習Aが行われました。山口大学共同獣医学部4年生32名を対象に実施されました。

 本実習は、高病原性微生物の生態、病原機構、検出法および感染予防に関する診断・調査を推進するために必要な高度専門知識を習得することを目的として行うもので、バイオセーフティーレベル(BSL)2クラス病原体を用いた実践的な実習の他、狂犬病や炭疽発生時に対応可能な人材の育成を目的とした診断方法を学ぶ実践実習、高度感染症実習室(BSL3対応)、総合病性鑑定施設(iPADL)を用いた実習などを行いました。本実習では、期間中に複数回防護服を着脱する機会を設けている他、微生物を安全に取り扱う上で必須である安全キャビネット操作を指導するなど、学生が総合的な高病原性微生物の取扱い方法、診断法を学ぶことで、卒業後に即戦力となり地域に貢献できる人材を育成していきたいと考えています。

 また、本年度はナイロビ大学からの交換留学生8名も参加しました。一部の実習を除き、ほとんどの実習は日本人と外国人の混合班で行われ、初日は緊張していた学生も、最終日には積極的に話しかけるなど、コミュニケーション能力の向上には目を見張るものがありました。このような経験は、学生の視野を広げる良い機会になるのではと期待しています。

 なお、本年度は、新型コロナウイルス感染症予防のため、動画配信による事前学習も取り入れ実施しました。


〈実習風景〉

〈集合写真〉

(写真をクリックすると拡大画像をご覧いただけます)