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News & Topics
2021/11/18
共同獣医学研究科の学生が「未来博士3分間コンペティション2021」のEnglish DivisionにおいてPeople’s ChoiceおよびSpringer Nature Awardを受賞しました
2021年11月3日にオンラインで開催された、「未来博士3分間コンペティション2021」のEnglish Divisionにおいて、LITA RAKHMA YUSTINASARIさん（共同獣医学研究科2年）がPeople’s ChoiceおよびSpringer Nature Awardを受賞しました。
当コンペティションは、科学技術人材育成コンソーシアム構築のための「未来を拓く地域協奏プラットフォーム」事業において実施されており、博士課程後期学生が3分間に自身の研究のビジョンと魅力を分かりやすく伝えるスピーチ大会です。
発表題目は「A Mysterious Messenger in Placenta Break Down the Problems in Preeclampsia: Possible?」で、正常な妊娠過程におけるナノ小胞”エクソソーム”の役割について、“郵便配達員”に例えて分かりやすく説明しました。また、妊娠中毒症モデルに関する実験や今後の研究展望について紹介しました。
LITAさんやほかの受賞者のコンペティションの様子は、以下のサイトから、YouTubeで公開されています。
- HIRAKU 3MT Competition2021 Report
- Springer Nature Award発表画面
- LITAさんのコメント
“It was a very valuable experience to be a part of the 3MT Hiraku competition. Simplifying something complex to make it easier for others to understand something that is not their field was the biggest challenge. I found an interesting story related to my experiment. As we know, a well-being placenta is the most important thing for reproductive success. The placenta controls the movement of things inside and outside between the mother and the babies during pregnancy. One of the ways that the placenta communicates these things is by releasing the mysterious messenger called exosome. This exosome has a similar job as a postman who comes out from the post office, carries a lot of messages including miRNA that must be delivered to the recipients. My research plans were introduced focused on exosome and miRNA, and applicability to the placental dysfunction such as preeclampsia.”
（意訳）
「未来博士3分間コンペティション大会に参加できたことはとても貴重な体験でした。 複雑なものを単純化して、審査員に専門外の内容を理解してもらうことが最大の課題でした。 今回は、私の実験に関連した興味深い話をしました。ご存じのように、正常な胎盤は正常な妊娠にとって重要です。 胎盤は、妊娠中の母親と赤ちゃんの間で物の動きを制御しています。エクソソームと呼ばれる謎に包まれたメッセンジャーは胎盤から分泌され、母子間の物質伝達の一助となっています。 このエクソソームは、郵便局から出てくる郵便配達員と同じような仕事をしており、受信者へマイクロRNAに代表される多くのメッセージを運んでいます。私の研究計画としてエクソソームとマイクロRNAに焦点を当て、妊娠高血圧症などの胎盤機能障害への適用性について紹介しました」
