病態制御学講座 渋谷 周作
(SHIBUTANI Shusaku, PhD, DVM)

准教授
獣医衛生学分野

shushibu@yamaguchi-u.ac.jp

083-933-5900

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研究テーマ

  • 栄養素(アミノ酸)が細胞に及ぼす影響の研究
  • メンブレントラフィックの生理的役割の解明
  • 動物の遺伝子変異・発現量の解析

研究内容の紹介

 細胞を形作っている生体膜のダイナミックな動態が、各種の細胞機能とどう関わっているのか、という点に注目し、様々な研究を行っています。

 例えば、細胞膜と栄養摂取の関係を研究しています。動物は食物を摂取した時には栄養を蓄え、逆に空腹が続くと蓄えた栄養を使って生き延びます。このような栄養代謝が適切に制御されているおかげで、動物は時折食べるだけでも活動し続けることができます。栄養素の中でもアミノ酸は、細胞内シグナル伝達経路に働きかけることで「アミノ酸→タンパク質」の生合成を活性化し、逆に「タンパク質→アミノ酸」の分解装置として働くオートファジーを強く抑制します。私たちは最近、エンドサイトーシスと呼ばれる細胞膜の動態がアミノ酸シグナルを制御する機構を発見し、その研究成果を発展させるべく研究を続けています。

コンタクトインフォメーション

居室:共同獣医部2階232号室

オフィスアワー:随時