山口大学 共同獣医学部

教員紹介

臨床獣医学講座 谷 健二 (KENJI TANI, PhD, DVM)

准教授
獣医外科学分野

e-mail: ktani@yamaguchi-u.ac.jp
Tel/Fax: 083-933-5908

 

担当授業科目

   
   
 

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研究テーマ

・「自己」と「非自己」認識のメカニズム解明
・中枢神経の機能的再建

主な研究業績

1. Yasuhisa OISHI, Kenji TANI, Hiroshi NAKAZAWA, Kazuhito ITAMOTO, Tomoya HARAGUCHI, Yasuho TAURA. [Advance Publication] Released: April 05, 2015 Anatomical evaluation of hepatic vascular system in healthy beagles using X-ray contrast computed tomography

 

2. Oda Y, Tani K, Asari Y, Quintanilha LF, Haraguchi T, Momota Y, Katayama M, Itamoto K, Nakazawa H, Taura Y. Canine bone marrow stromal cells promote functional recovery in mice with spinal cord injury. J. Vet. Med. Sci., 76(6):905-908. (2014)

 

3. Shuji Terai, Taro Takami, Naoki Yamamoto, Koichi Fujisawa, Tsuyoshi Ishikawa, Yohei Urata, Haruko Tanimoto, Takuya Iwamoto, Yuko Mizunaga, Takashi Matsuda, Takashi Oono, Miho Marumoto, Guzel Burganova, Luiz Fernando Quintanilha, Isao Hidaka, Yoshio Marumoto, Issei Saeki, Koichi Uchida, Takahiro Yamasaki, Kenji Tani, Yasuho Taura, Yasuhiko Fujii, Hiroshi Nishina, Kiwamo Okita, Isao Sakaida.Current status and prospects of cirrhosis treatment by using bone marrow-derived cells and mesenchymal cells. Tissue Engineer. 20(3):206-10. (2014)

 

4. Oda Y, Tani K, Iaozaki A, Haraguchi T, Itamoto K, Nakazawa H, Taura Y. Effects of polyethylene glycol administration and bone marrow stromal cell transplantation therapy in spinal cord injury mice. J. Vet. Med. Sci. 76:415-421. (2014)

研究内容の紹介

「自己」と「非自己」認識のメカニズム
 自己免疫性多腺性内分泌不全症I型(APECED)は、自己免疫異常による内分泌臓器障害と皮膚粘膜カンジダ症を高率に併発する症候群であり、常染色体劣性の単一遺伝子疾患です。生体には末梢組織特異的に発現する遺伝子が存在しますが、これらが「自己」であると認識されるために重要な役割を果たす遺伝子が自己免疫調節遺伝子AIRE (autoimmune regulator)です。AIREは胸腺髄質上皮細胞にごくわずかに発現し、例外的に末梢組織特異的遺伝子を発現させています。ところで、APECED患者は皮膚粘膜カンジダ症を併発しますが、この機序はよくわかっていません。免疫寛容の破綻と感染が同時に起こっていることになります。カンジダ真菌と表皮細胞の相互作用に関して研究し、AIREの機能的解析に携わっています。
 
中枢神経の機能的再建
 脳や脊髄が損傷した場合の中枢神経は修復しないと古く信じられていましたが、生体の別の場所に存在する細胞群を病変に作用させると自己修復が可能になることが解ってきました。どのような細胞群がどのように作用するのかを解析しています。具体的には、臨床応用を考慮して、自家の骨髄間質細胞と嗅神経鞘細胞を大量培養し、いくつかの方法で脊髄損傷モデルラットに移植し、実験的効果をみています。近い将来には脊髄損傷の犬・猫たちに応用したいと考えています。

コンタクトインフォメーション

居室:動物医療センター2階

オフィスアワー:火 10:00-12:00