共同獣医学部 統一サイト

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共同獣医学部長からのメッセージ - 平成29年度 -

「発進,VetJapan South


山口大学 共同獣医学部長
木曾 康郎

 

 我が共同獣医学部は創設6年目を迎えました。これで初めて全学年がそろうことになります。やっと,完成ではなくて,ここからスタートなのだと気を引き締めています。

 

 国際水準の獣医学教育を目指して,EAEVE(欧州獣医学教育協会)の認証評価を受けるための最終準備を行っています。共同獣医学部のカリキュラムは「獣医学教育モデルコアカリキュラム」をベースにEAEVE認証が求める教育内容を加え、斉一教育科目として全ての学生に同水準の獣医学教育が行き渡るよう大きな改編を行いました。講義においては、双方向性遠隔授業システムを活用して、自学習のためにマルチメディアによる教材コンテンツの配信も実施しています。実習については、食品・公衆衛生関連の実習の少人数化、あるいは共用試験導入・実施後の参加型臨床実習の充実を実現しています。

 共同獣医学部の象徴であった8階建・新棟iCOVER (International Center of Veterinary Education and Research) も,一昨年から,運用を開始し,全国でも類を見ない60人規模のBSL3レベルの実習室を活用して,学部教育だけでなく,地域の獣医師の卒後教育の一環として,感染症対策の教育・研究にも多大な貢献をしております。また,昨春,動物医療センターにリニアック(腫瘍などの放射線治療装置)が導入され,さらに高度な治療を開始いたしました。伴侶動物だけでなく,大動物診療も24時間診療を開始しました。さらに,この3月,新病理解剖実習棟(iPaDL,Integrated Patholpgy and Diagnosis Lab)も竣工し,病性鑑定も出来るようになりました。

 過去3年度にわたって3回の,欧米の獣医系大学関係者・専門家による非公式事前評価を実施し,EAEVE認証取得に向けて求められる多くの改善点に関する有意義な指摘を受けました。その一つとして、共同学部の教育組織について、当初,Joint(共同)とあるが,現形態はShared(分担)ではないか?との示唆を受けたことから,山口大学共同獣医学部と鹿児島大学共同獣医学部で編成する「共同教育課程」を「VetJapan South」と呼称し、一つの教育組織として国際認証を申請することにしました。昨年の非公式事前評価で,このVetJapan Southについて説明したところ,その戦略と経緯と共同教育課程とPDCAサイクルはよく理解できると高い評価をいただきましたが,本年10月に実施される公式事前評価では,さらに明確にVetJapan Southの戦略を説明し,実質化を進めるようにとのアドバイスがありました。

  また,来年4月には,鹿児島大学と一緒に共同獣医学研究科を設立します。これは,共同教育課程を学部のみならず,博士課程にまで展開することになりますので,VetJapan South体制はさらに重要になるだろうと考えています。

 さて,EAEVE認証準備と平行して,共同獣医学部の組織体制作りも完成させなければなりません。研究拠点の育成,質保証のできる教育組織体制の改編整備,効率的な医療センター診療科体制の改編整備,サポーターとしての同窓会や教育後援会の整備などなど・・・全て含めて,ここからVetJapan Southの発進です!

 

平成29年4月1日

共同獣医学部長・木曾康郎